会社について

AlonAlon設立理念

『親が毎週遊びに来るような知的障がい者施設をつくりたい』そんな無謀ともいえる夢を持っております。私には最重度知的障がいを持つひとり息子がおります。彼の特別支援学校卒業に合わせるように、東京で経営していた会社から全て身を引き、房総半島の太東でアパートの経営をしております。残念ながら私は彼が息を引き取る時に立ち会うことはできないでしょう。彼の将来を確かめるように、沢山の知的障がい者施設を見学しました。どこの施設も大変な努力をしながら日々のお世話をしておりました。しかしながら、どこの施設も私は自分の息子を託す気持ちには最後までなれませんでした。施設の方よりこんなお話をして頂きました。『入所し始めた頃は毎週のように親類の方が面会に来ていたのに、次第に月に1回、半年に1回、年に1回、ついには何年も面会に来なくなってしまいます。なのに入所者は毎日のように、電話きた?と面会申込の有無を聞いてくるのです。』涙が出てきました。子供も親も親類も尊厳を守れる施設をつくろう。そう思いました。幸運にも、房総の海を見下ろせる高台に広大な土地を所有している地権者様のご理解を得ることができました。そして、沢山の人達の協力を得ることができ、プロジェクトは少しずつ前に進み始めております。『Alon Alon』は私の大好きなバリの言葉で『ゆっくりゆっくり』焦らずゆっくり進めてまいりたいと思います。